退職金運用
退職金は、増やす前に「残す現金」を決める。
退職金を受け取ると、一括投資するか、分割投資するかで迷いやすくなります。先に見るべきなのは期待リターンではなく、税引後に手元へ残る額、毎月使う額、何年分の現金を残すかです。
この記事でわかること
- 退職金を投資する前に現金を分ける理由
- 一括投資と分割投資で見え方が変わる点
- 暴落時に確認したい心理的な余白
退職所得税を引いた後の金額で考える
退職金には退職所得控除などの税制があります。実際に運用へ回せるのは、税金や必要支出を見た後の手元資金です。勤務年数や受け取り方で税額が変わるため、正確な税額は勤務先の案内や税務署、税理士に確認します。
生活費の現金を先に残す
退職後は給与収入がなくなる、または少なくなることがあります。投資額を決める前に、毎月使う額と、何年分を現金で残すかを決めます。現金を先に分けると、相場が下がったときに慌てて売る可能性を下げられます。
一括投資は期待値、分割投資は下落時の見え方
長期で右肩上がりを仮定すると、一括投資のほうが大きく見えることがあります。ただし、投資直後に大きく下がると、金額の落ち込みが目立ちます。分割投資は機会損失が出ることもありますが、初期の下落時に心理的な負担を抑えやすくなります。
退職金だけで判断しない
退職金の運用は、年金、生活費、医療・介護費、住宅ローン、相続、家族への支援とつながります。シミュレーターでは一括と分割の差を見たうえで、老後資金や資産配分も合わせて確認します。